「人生が辛い」
「今の現実が辛い」
「人生どん底」
「もうどうすることもできない」
あなたはもしかしたらそう感じているのかもしれません。
職を失ったり、大事な人を失ったり、借金を抱えていたり、大きな病気で苦しんでいたり。
私も病気で仕事に行けず、大きな絶望感に苛まれていた時期がありました。
今回はそのどん底の時期から脱するきっかけになったたった一つのことをご紹介します。
人生がとても辛い時にするべきたった一つのこと
私がとても辛く感じていた時期から脱するきっかけになったこと。
それは、「寝る」でした。
「?」
「寝ても覚めても辛いから悩んでいる」
そう感じる人もいるでしょう。
ただ、寝るというのは本当に最強の薬で、特に現実が辛くてメンタルが落ち込んでいる時に絶大な効果があります。
私たちは「現実に起きている嫌なこと=辛いこと」と感じてしまいがちです。
しかし本当はそうではありません。
現実に起きている出来事をどう解釈しているかが大事なのです。
あなたは今とても辛く感じているかもしれません。
でもあなたの今の現実と同じ状況でも、辛く感じない人もいます。
それは現実に対する解釈が異なるからです。
大きな借金があり、毎日不平不満を言う人。
大きな借金があり、それをバネに成長する人。
どちらも同じ現実にありながら、解釈が違うため、その後の現実が大きく異なってきます。
寝ることでエネルギーが回復する
ここで「寝ること」に戻ります。
絶望を感じている時に、ほんの少しでも寝ると、寝ている間はフラットな状態になります。
現実が辛いと感じているあなたのエネルギー状態は、現在マイナスの位置にいます。
それが寝ることによってゼロに戻すことができます。
ゼロに行かないまでもそこに近づけることができます。
何か悩み事をしている時に、眠って目覚めたらなぜかスッキリしていたという経験は誰にでもあるはず。
この寝ることを意識的にエネルギーの回復に活用するのです。
私は現実が辛い時、絶望を感じている時、当初は「何かしなければならない」と考えていました。
「何かをして現実を変えなければ」
そう考えていました。
しかし、エネルギー状態がマイナスの時に何かをしても、ますます悪くなるだけです。
その時は良いアイディアも思い浮かばないもので、行動することもできません。
いわゆる波動が下がっている状態なので、やることなすこと裏目に出ます。
ここで寝るのです。
寝ればエネルギーが回復します。
10分の昼寝でも良いです。
それだけで心が軽くなります。
私は辛い時、ひたすら眠っていました。
何か悩み事を考え始めたら、とりあえず横になっていました。
そして目覚めた時に少し不安が和らいでいるのを感じました。
そう感じることができたら現実を変えるスタート地点に立ったことになります。
この辛い現実を変える
現実を辛く感じるのは、出来事の解釈が問題であるとお伝えしました。
ベンジャミン・フランクリンは、ナチスに拘束され強制収容所に入れられた時に、人間の尊厳を踏みにじられるような仕打ちを受けました。
家族を殺され、自分もいつ殺されるか分からない状況下にありました。
独房に入れられ、暗闇の中で大きな絶望を感じざるを得ない状況で、彼はいつかここから出て、この体験を多くの人に伝えるイメージをしました。
彼は生き延びました。
同じく収容された人々に生きる希望を与え、次第に看守たちにも影響を与え、絶望の中を前向きに生きたのです。
そして彼の本は多くの人に希望を与え続けています。
どんなに辛くても、「あなたがどう感じるか」が鍵となります。
寝ることによってエネルギーが上がると、今起きている現実に対する解釈が変わってきます。
プラスの解釈にする必要はありません。
まずはゼロに戻ることです。
仕事がなくて、借金があって、病気を患っていて。
でも今生きている。
そこに感謝できるようになってきます。
そう感じることができるようになるまでひたすら寝るのです。
「いざとなれば生活保護もあるし、自己破産という手もあるし」
日本に生きていれば餓死するということはありません。
最低最悪な状況に対しても「まあいいか」と思えるようになってきます。
それほど「寝る」ということは大切です。
あなたはこれまで悩みを解決する手段として、意識的に「寝る」ということを試していないかもしれません。
悩みを感じたら寝る。
辛さを感じたら寝る。
これを繰り返してみてください。
徐々にエネルギーが上がり、同じ状況でも感じ方が変わってくるのが分かるでしょう。
そしてエネルギーがゼロに戻ったところで行動するのです。
その時には良いインスピレーションが浮かんでくるでしょう。
そのアイディアと行動が今の辛い現実を少しずつ変えてくれます。
ここまで来たらもう大丈夫です。
好きなことをして毎日を過ごすことです。
あなたの辛い現実がいつの間にか変わっています。
次々と良い方向へ進んでいきます。
そのためにもまずは寝ること。
エネルギーを回復すること。
そこに重点を置いてください。
とても辛い時、何も行動する必要はありません。
寝てエネルギーが回復した時に行動すれば良いのです。
あなたの現実が少しでも良い方向に変わることを願っています。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。