昭和、平成の時代は頑張る人が称賛されました。
勉強を頑張る。
仕事を頑張る。
私たちは、親や先生から頑張ることの尊さを学んできました。
「頑張る」とは「頑なに張る」と書きます。
気を張って我慢してやるイメージです。
でも令和に入り、新型コロナウィルスの感染が拡大して、人々の価値観、意識は一変しました。
休校、短時間営業、在宅勤務、時差通勤。
これまでの常識が根底から覆され、新たな生活様式が取り入れられました。
会社や学校で頑張るよりも身を守ることを優先せざるを得なくなりました。
そしてみんなが気付き始めています。
「そんなに頑張らなくても良かったんだな」
頑張っても物が売れない時代。
嫌なことを嫌々努力し続けることは今の時代には合わなくなってきています。
これからの時代は、自分の興味関心があることをすること。
それがより幸せに楽しく人生を歩んでいく秘訣ではないかと思います。
こちらの記事に詳しく書いています。
今あなたは頑張っているでしょう。
自分に鞭打って嫌な仕事を頑張っているでしょう。
頑張るというのは、辛いことや苦しいことを我慢することが前提になっています。
川の流れに逆らって泳いでいるようなものです。
それではどこまで行っても苦しいままです。
苦しみが伴う行動は、さらに苦しみを伴う現実を引き寄せてしまいます。
これまで頑張ってきた人たちは、頑張らないことに抵抗感があるでしょう。
「人生とは頑張ってなんぼ」
「幸せや成功とは努力をして勝ち取るもの」
そう植え付けられています。
でもこれは違います。
コロナでそれがあぶり出されてきました。
大企業でも倒産のリスクを抱え、大きな赤字を出しています。
大企業で頑張っていれば安泰という時代は終わりました。
これまでの成功の定義が根底から覆されています。
お金をたくさん稼いで、良い車に乗って、良い家に住んで。
そういったことよりもいかに自分らしく楽しく幸せに生きるか。
そこが求められ始めています。
YouTubeが人気なのも「自分らしい生き方」をみんなが求めているからです。
物をたくさん所有する時代から、物を厳選し、より少ないもので生きていく時代がやってきています。
以前は「収入は移動距離に比例する」と言われていましたが、これも変わりつつあります。
移動も制限され、必要最低限のコミュニティで生活するようになっています。
これまでのように頑張ってたくさん稼ぐ必要がなくなってきました。
成功の定義は、お金をたくさん得ることではなく、「自分らしく生きること」に変わってきています。
これからは頑張るのではなく好きなことで生きていく時代です。
嫌なことを嫌々するのではなく、肩に力を入れずに、自分の興味関心のあることをする。
それを情報発信する。
受け手がそれに対価を支払う。
頑張らない生き方というのが世の中で次第に認められてくるでしょう。
頑張ることを否定するわけではありません。
ただ生き方が今より多様化していくと思います。
頑張らないという選択。
そして頑張らなくても生きていける時代。
苦しさを乗り越えることよりも、楽しく喜びに溢れた生き方が求められてくるでしょう。
頑張らない勇気をもって、あなたがあなたらしく生きる。
それが結果的にスムーズに物事が進んでいく秘訣だと思います。
頑張り屋のあなたが少しだけ休憩し、ゆっくり焦らず歩んでいけることを願っています。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。