生きていれば誰でも嫌な奴の一人や二人きっといることでしょう。
職場にもあなたが苦手にしている人、うまが合わない人、嫌いな人がいるかもしれません。
1日だけの関係ならまだしも、会社のように何年も一緒にいなくてはいけない同僚・上司に嫌な奴がいるとたまったものではありません。
会いたくなくても会わざるを得ない関係。
それが人間関係のストレスとなって病気になる人もいます。
会社の上司や同僚のように毎日顔を合わせる人に嫌な人がいる場合、あなたとその人はソウルメイトです。
「いやいやあんな奴とソウルメイトなわけがない」
そう思う方もいるかもしれません。
でもこれは事実です。
離れたくても離れられない関係。
その人はあなたの魂を成長させるためにいるソウルメイトなのです。
「人間は何のために生まれてきたか」
それは「魂を磨くため」です。
人間は生まれてから死ぬまでひたすら魂を磨くために生きています。
ソウルメイトと言うと、運命の出会いや赤い糸で結ばれていたなどをイメージするかもしれませんが、実は魂を磨き合える存在もソウルメイトです。
あなたの高次の存在(守護霊。ハイヤーセルフ。呼び方は何でも良いです)が生きている間にあなたに色んな経験をさせるため、様々なイベントを用意しています。
そして、職場にいるあの嫌な奴をあなたに引き合わせ、なかなか離れられない存在として置いているのです。
あの嫌な人は何のためにあなたの前にいるのでしょう。
人生において何の意味があるのでしょう。
もしかしたら、その人はあなたの嫌な面が映し出されている鏡の存在なのかもしれません。
人は自分の嫌な面が他人に映ると言います。
その他人を見て、自分が自分自身の嫌っている部分、嫌な面がその人に見えるから、嫌に感じるのです。
そういう意味で、あなたの前に嫌な奴が現れるということは、あなたがあなたの中で受け入れていない自分がいるはずです。
例えば、真面目に働かない人を見て嫌いに感じる人は、自分自身が真面目でない自分を嫌っています。
真面目でない自分を許せていません。
だから相手にそれが見えた時に不快感を感じるのです。
あなたがあなたの弱い部分、ネガティブな部分を許せていない限り、嫌な奴は現れ続けるでしょう。
私も以前は自分の負の部分を許せなくて、弱い自分を受け入れられていませんでした。
そのため他人の負の部分も許せなくて、いつもきちんとしていない他人を見ては不機嫌になっていました。
社会から見た「正しさ」を外れている人が敵に見えました。
自分の正義感を振りかざし他人をジャッジしていたのです。
自分の弱い部分に目をつぶって。
それが膨張して膨れ上がった時にお手上げをしました。
自分の内側を見るようになったのです。
ひたすら自分の負の部分。実際には負と自分が感じている部分を受け入れるようにしました。
クソみたいな自分にも「良いんだよ」と許してあげました。
次第にネガティブな自分も受け入れることができるようになりました。
そうすると不思議なことに相手の嫌な部分が気にならなくなったのです。
他人をジャッジすることもなくなった。
そして自分の目の前から嫌な奴がいなくなりました。
つまり、嫌な奴が現れるカラクリは、自分自身が許せていない自分自身の心にあったのです。
そういう意味で人生において嫌な奴が現れるということは、まだ許せていない自分を許し、より魂を成長させるためであると言えます。
「あの人」はあなたの魂を成長させるためにあなたの目の前に現れたのです。
魂の成長が終わると、その人はあなたの目の前からいなくなります。
もはやあなたの人生から必要がなくなるのです。
今嫌な奴がいるということは、あなたの魂を成長させている真っ最中ということです。
だからあなたとあの人はソウルメイトなのです。
なかなか離れられない関係、そこにあなたの成長への伸びしろがあるのです。
嫌いなあの人に感謝しろとまでは言いませんが、嫌いな人が現れる仕組みを理解するだけで、明日からあの人を見る目が少しだけ変わりませんか。
あなたの心が少しでも軽くなり、あなた自身の許せていない心を許せるよう願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。