私たちはついつい自分を否定しがちです。
「今日も失敗した」
「自分はダメだ」
「自分のこういうところが大嫌いだ」
頭の中で自分を否定する言葉がどんどん出てきます。
自分の粗探しをしては自己否定を繰り返している人も多いでしょう。
自己否定を繰り返すと自己肯定感が低くなる
自分を否定し続けている人は自己肯定感が低くなります。
自己肯定感とは、
「自分は価値のある存在だ、素晴らしい存在だ、大切な存在だ」
そう思える感覚のことです。
自己肯定感が低くなると自信が持てなくなり、
たとえ人から褒められても素直に喜ぶことができません。
それどころか、
「この人は何かを企んでいる」
「自分なんかにこんなことを言ってくれる人なんていない」
「怪しい」
そういう風に反応してしまいます。
他人からの評価も気になりだし、周りの目を気にしながら生きていくことになります。
自分で自分を否定することは多くの苦痛を生んでしまいます。
子供のころなら大人が励ましてくれることもあるかもしれません。
しかし、大人になってからはなかなか毎日他人から励ましてもらえることは難しいです。
プラス思考の弊害
私たちはプラス思考を王者につかせています。
「どんな時でも前向きに」
「小さなことでクヨクヨするな」
そんなことを学校からも家庭からも聞かされながら大人になりました。
だからいつしかプラス思考が良い考えであると思ってしまっています。
人間だから悩むのは当たり前です。
時には悩んで立ち止まることも必要です。
悩むからこそ成長するのです。
悩むのは、今までの価値観や考え方を変えるきっかけになるのです。
プラス思考で悩みに蓋をすると、大きく変わる大切な機会を失ってしまうことになります。
自分に励ましの言葉を掛ける
それでは一生悩み続ける方が良いのかというと、そうではありません。
悩み続けると、それこそ体や精神を壊してしまいます。
そんな時に自分へ励ましの言葉を掛けるのです。
「人間だから失敗もあるさ」
「嫌いな部分もあるけど、それも自分だし受け入れよう」
「大丈夫。何とかなる」
「悩んでもいいさ」
「そのままでいいんだよ」
そんな言葉を自分に投げ掛ける。
自分のあるがままを肯定するのです
ノートに書くことをお勧めします。
ノートに書くとそれを見ることができるので、効果が倍になります。
自分で自分を励ますことが大事な時代になっている
少しのミスを集中攻撃されるような風潮が今の時代にはあります。
ちょっと油断してミスをすると、まるで犯罪者であるかのように非難されることもあります。
芸能人や政治家、一般人も。
確かに人に迷惑を掛けたかもしれません。
善い行いとは言えないかもしれません。
メディアやネットが集中砲火を浴びせます。
世論もそれに乗っかります。
攻撃されたその人も一人の人間です。
大きく傷つくでしょう。
残念ながらメディアやネットでの誹謗中傷を完全になくすことはできません。
だからこそ自分で自分を励ますのです。
そして自分に最大限のエールを送るのです。
結局最後に味方になってくれるのは自分だけだから。
自分で自分を励まさなければ誰も励ましてくれない。
自分だけは自分を大切に扱いましょう。
たとえ世界中の人々があなたを批判しても、
あなたはあなたの味方でいましょう。
自分を励まし続けると、自己肯定感が高くなります。
そしてそれが生きやすい人生へと繋がります。
今日も自分に励ましの言葉を掛けましょう。
「よくやった。素晴らしい」